オルカンとは何かを 自分なりに整理してみる

最近、純資産総額10兆円を突破した
日本で大人気の投資信託、オルカン。

正式名称は
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

SNSを開けば

「結局オルカンで良い」

そんな言葉が数多く飛び交うこのファンド。

自分の理解の中で、
オルカンという商品を整理してみたいと思います。


目次

■ オルカンとは何か

オルカンとは三菱UFJアセットマネジメントが運用する投資信託で、
正式名称は eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

世界約47カ国、約2900銘柄に
一括投資ができるファンドです。

つまり

世界経済そのものに投資をする

それがオルカンという投資商品です。


■ メリット

■ 現代ポートフォリオ理論に一番近い商品

その理由の一つが、
現代ポートフォリオ理論(MPT)という考え方です。

現代ポートフォリオ理論とは、
リスクを抑えながら最大のリターンを目指すための
投資の組み合わせを数学的に考える理論です。

この理論では、理想的なポートフォリオとして

市場に存在するすべての銘柄を
時価総額の割合で保有すること

が効率的だとされています。

オルカンは世界中の株式を
時価総額に近い比率で保有する仕組みになっています。

つまり理論上では、

現代ポートフォリオ理論に最も近い投資商品として扱われます。
これこそが、「結局オルカンでいい」と言われる理由だと思います。


■ 平均点を取り続ける投資

オルカンは、突出したリターンを狙う投資ではありません。

世界中に分散して投資をすることで、
世界経済の平均点を取り続ける投資です。

一国集中の投資をすれば、
当たれば大きなリターンが出る可能性もあります。

歴史を見ても、産業革命によってイギリスが台頭し、
日本も高度経済成長期にはGDP世界2位まで上り詰めました。

現在は、アメリカが長く覇権を握っています。

しかし、イギリスも日本も
その後は他国に抜かれてきました。

アメリカの覇権も
いつまで続くかは誰にも分かりません。

また、地域分散がされているため、
特定の国の経済が停滞した場合でも
影響をある程度抑えることができます。

そんな中でも
世界全体の成長を取り込みながら

平均点を取り続ける投資。

それがオルカンの性格です。


■ 低コストという強み

さらに大きな強みが、信託報酬の安さです。

仮に年利5%で運用できたとして、信託報酬が1.5%なら実質3.5%になります。

複利で積み上がる投資にとって、この差は非常に大きい。

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」では、信託報酬は 0.05775%以内となっています。

コストの低さは、そのまま長期リターンに直結します。


■ 内部再投資という仕組み

オルカンを構成する企業の多くは配当を出しています。

しかし、その配当金を私たちが直接受け取ることはありません。

ファンドの中で自動的に再投資され、
その分が価格の上昇という形で反映されます。

また、税金の面でもこの仕組みは有利に働きます。

配当金を直接受け取る場合、通常は約20%の税金がかかります。
そして残ったお金を再投資することになります。

つまり、税金を払った後の金額で複利を回すことになります。

しかし内部再投資型の場合は、
配当がそのままファンド内で再投資されるため、
課税を先送りしたまま複利を回すことができます。

これは新NISA制度において大きなメリットです。

分配型であれば、一度受け取ってから再投資するため、NISA枠を新たに消費します。

しかし内部再投資型であれば、
配当はファンド内で自動的に再投資され、
NISAの1,800万円の枠を消費しません。

効率という意味では、非常に優れた仕組みです。


■ デメリット

ここまで見てきたように、オルカンは非常に合理的な投資商品です。

しかし、もちろん弱点も存在します。


■ 米国比率の高さ

まず一つ目は、米国の比率が高いことです。

オルカンは全世界株式とはいえ、時価総額に基づいて構成されています。

そのため現在は
米国が約60%前後を占めています。

つまり実態としては
アメリカ経済の影響を強く受ける商品でもあります。

実際には、現時点で

アメリカ経済が停滞すると指数の伸びが鈍化する可能性があること

が大きな弱点になると思います。


■ 完全な全世界ではない

二つ目は、
完全な「全世界」ではないことです。

オルカンは約47カ国に投資していますが、
世界中のすべての国が含まれているわけではありません。

政治的リスクや市場規模の問題などから、
投資対象になっていない国も存在します。

このように、実際には

急成長する国が現れたとしても、その成長を完全には取り切れない可能性があること

これらが、オルカンの弱点と言えると思います。

もちろん、構成銘柄は定期的にリバランスされていきます。
しかし、それでも完全に取り込めるわけではないという点は
理解しておく必要があると思います。


■ まとめ

ここまで整理してきた中で、私は
オルカンは非常に合理的な投資商品だと思います。

「結局オルカンでいい」

と言われる理由も理解できる気がします。

一番安心して長く続けれる投資 

それがオルカンなのだと思います。

私もNISA積立枠はS&P500ですが、

iDeCo(イデコ)は長期間資金を動かせないという観点から

オルカン(楽天)を購入しています。


長期投資について思っている事を書いた記事です

なぜ私は長期投資を選ぶのか

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