S&P500とは何かを 自分なりに整理してみる

YouTubeやSNSでよく話題に上がるS&P500

「S&P500最強」
「S&P500を買って寝ていればいい」

私も最初は、その言葉を信じて買い続けていました。

積み立てを続けてきた私が、
いま自分の理解の中でS&P500を整理してみたいと思います。


目次

■ S&P500とは何か

S&P500とは、米国を代表する約500社の株価から算出される株価指数です。

アップル、マイクロソフト、エヌビディア、グーグル、アマゾン、メタ、テスラ。

いわゆる「マグニフィセント7」と呼ばれる巨大IT企業はもちろん、

日本で生活していても誰もが名前を知るような企業で構成されています。

つまり、アメリカを代表する企業群の成長に賭ける。
それがS&P500という投資商品です。


■ メリット

■ 世界最大の経済圏に投資できる

S&P500の最大の強みは、
投資先が世界最大の経済圏であるアメリカ

だという点です。

アメリカのハイテク企業は、どこで暮らしていても日常の中で使われている企業ばかりです。

スマートフォン、検索、通販、クラウド、AI。

このネット社会の中心にある企業群に
投資がされているのがS&P500です。

つまり、世界中の人が使う企業に投資しているとも言えます。

この構造こそが
S&P500が「最強」と言われる理由の一つだと思います。

実際にS&P500の株価は1990年頃に比べ14倍近くにもなっています。

※イメージグラフです。実際の値とは少し異なる部分もあります。


■ 広く分散されている

また、500社へ広く分散投資しているということ。

例えば、インテルや日産のように一企業が苦境に立つことは珍しくありません。
単一銘柄であれば、その影響は直接資産に跳ね返ります。

しかし、インデックス投資であれば一社の不調は全体の一部に過ぎません。
指数は定期的に入れ替えが行われ、構成も調整されます。

500社に分散されていれば、仮に1社が消えても致命傷にはならない。

1社に集中投資していると、何かあって苦境に立つと資産は一気に下がります。

だからこそ、この「自動で分散が機能する」仕組みがS&P500の強みになります。
買って寝ていればいい”と言われる所以だと思います。


■ 70点を取り続ける投資

エヌビディアやパランティアのような急成長銘柄を個別で掴めれば、
資産は大きく伸びるでしょう。

ただし、それは当て続けられた場合の話です。

S&P500は100点を狙う商品ではありません。
広く分散することで、70点を拾い続ける商品。

だからこそ、長期投資ではメリットになります。


■ 低コストで運用できる

さらに大きな強みが、信託報酬の安さです。

仮に年利5%で運用できたとして、信託報酬が1.5%なら実質3.5%になります。
複利で積み上がる投資にとって、この差は非常に大きい。

人気の高い「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」では、信託報酬は0.08%以下。
コストの低さは、そのまま長期リターンに直結します。


■ 内部再投資で効率が良い

S&P500を構成する企業の多くは、

配当を出しています。

しかし、その配当金を私たちが直接受け取ることはありません。

ファンドの中で自動的に再投資され、
その分が価格の上昇という形で反映されます。

税金の面でもこの仕組みは有利に働きます。

配当金を直接受け取る場合、

通常は約20%の税金がかかります。
そして残ったお金を再投資することになります。

つまり、

税金を払った後の金額を回すことになります。

しかし内部再投資型の場合は、
配当がそのままファンド内で再投資されるため、
課税を先送りしたまま複利を回すことができます。

これは新NISA制度において大きなメリットです。

分配型であれば、一度受け取ってから再投資するため、NISA枠を新たに消費します。

しかし内部再投資型であれば、
配当はファンド内で自動的に再投資され、
NISAの1,800万円の枠を消費しません。

効率という意味で、非常に優れた仕組みです。


■ S&P500の弱点

これほど多くの強みを持つS&P500ですが、やはり弱点も存在します。


■ 米国集中投資であること

まず一つ目は、アメリカへの集中です。

S&P500は、世界最大の経済圏であるアメリカの成長に投資できる優れたファンドです。
しかしその一方で、アメリカ一国集中型の投資とも言えます。

「卵は同じカゴに盛るな」
そんな格言があります。

S&P500は、アメリカ国内では分散されています。
しかしそれはあくまでアメリカの中での分散です。

そこには、日本やヨーロッパなど他国の企業は含まれていません。
そのため、アメリカ経済が厳しい局面に入った場合、指数の伸びが鈍化する可能性があります。


■ 投資先の偏り

もう一つの弱点は、ハイテク企業への偏りです。

S&P500は500社で構成されていますが、
現在は巨大IT企業の影響が非常に大きくなっています。

例えば、いわゆる「マグニフィセント7」と呼ばれる企業だけで、
指数全体の30%以上を占めています。

つまり、この数社の成長が鈍化するだけでも、
指数全体の伸びに影響が出ることがあります。


以上の二点が、S&P500の代表的な弱点と言えるでしょう。


■ まとめ

ここまで整理をしてきた中で、私は

「大国アメリカの成長を信じて、S&P500を積み立てて寝ていればいい」

という言葉は、極めて合理的で納得のいくものだと思っています。

少なくとも、投資の構造としては非常に優秀です。

ただし、アメリカの経済が不調な時は成長が鈍化する事がある。

それだけは、頭に入れていた方が良いと思います。


私が思う S&P500について

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なぜ私は長期投資を選ぶのか

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