第9回楽天証券ファンドアワードにて、
新ファンド部門の最優秀賞を受賞した
楽天・高配当株式・日本ファンド。
日本株の上昇もあり、
高配当ファンドでありながら
大きな上昇を見せたことでも話題になりました。
まだ新しいファンドではありますが、
今回はこのファンドについて
自分なりに整理してみたいと思います。
■ 楽天・高配当株式・日本ファンドとは
楽天・高配当株式・日本ファンドとは、
楽天証券で購入できる日本株の高配当ファンドです。
このファンドは、
「ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス」という指数に連動する投資成果を目指して運用されています。
この指数は、S&P Dow Jones Indicesが算出しています。
単に利回りの高さだけで銘柄を選ぶのではなく、
・長く配当を出し続けているか
・しっかりと利益を出し、会社にお金が残っているか(財務の健全性)
といった条件を満たした企業が選ばれています。
このように、単に利回りが高い銘柄を集めているわけではなく、
長く配当を出し続けている企業や、
財務のしっかりした企業が選ばれています。
そのため、配当の安定性という点では、
非常に安心感のある構成になっているファンドです。
■ メリット
このファンドのメリットは、
配当の「安定性」と「バランスの良さ」にあります。
■財務健全性と分散
まず一つ目は、財務の健全性が高い企業の中から選ばれている点です。
単に利回りが高い企業ではなく、長く配当を出し続けている企業や、
しっかり利益を出している企業が選ばれているため、配当の安定性という面で安心感があります。
また、特定の業界に偏りすぎないように、
約100社に分散されているため、
一つの業種が不調になった場合でも、
他の業種でカバーされやすい構成になっています。
■配当と成長のバランス
二つ目は、
配当と成長の両方を狙いやすい点です。
日本株は、近年株主還元を重視する企業が増えてきており、
成長している企業でも配当を出すケースが見られるようになっています。
そのため、配当を受け取りながら、
株価の上昇も期待できる場面があります。
■ 為替の影響を受けない
三つ目は、
為替の影響を受けない点です。
私たちは普段の生活を日本円で行っています。
米国株の高配当を持っている場合、
円高になると、ドルベースで増えていたとしても、
円換算では配当が減ってしまうことがあります。
その点、日本株であれば円で受け取ることができるため、為替を気にせず持てるという安心感があります。
■ NISAでの税制メリット
四つ目は、
NISA口座での税制面です。
米国株の場合、NISA口座であっても、
現地(外国)の税金は差し引かれてしまいます。
そのため、SCHDやVYMなどの米国高配当ETFでは、分配時に外国税がかかります。
そのため、配当を重視する場合は、
日本株の方がシンプルに受け取りやすいという特徴もあります。
以上が、このファンドの主なメリットです。
■ デメリット
当然このファンドにも弱点が何点か存在します。
■ 円高の影響を受ける可能性がある
2025年の日本株は、これまでの低成長を払拭するような強い上昇を見せました。
しかし、企業の売上が伸びている背景には、
円安の影響も大きく関わっています。
そのため、今後円高に振れた場合には、
企業の売上や業績に影響が出る可能性があります。
また、海外投資家から見たときに、
株価が割高に見えてしまう場面も出てくるかもしれません。
■ 分散されているとはいえ日本株であるという点
約100社に分散されているとはいえ、日本株である以上、日本市場全体の影響を受けます。
そのため、地政学リスクや世界的な景気の悪化などによって、日本株全体が下落する場面では、
このファンドも影響を受ける可能性があります。
また、銀行や商社など、景気に左右されやすい業種の比率が高くなりやすい傾向があるため、
相場の状況によっては、
全体が同時に下落してしまう可能性もあります。
■ 信託報酬
楽天・高配当株式・日本ファンドの信託報酬は
0.297%(2026年4月時点)です。
日本株の高配当ファンドとしては
平均的、もしくは比較的低コストな水準ではありますが、
インデックスファンドと比べると、
やや高めに設定されています。
手数料は直接リターンに影響するため、
長期的に見ると差が出るポイントになる可能性があります。
■ まとめ
今回は、楽天・高配当株式・日本ファンドについてまとめてみました。
まだ運用期間が長いファンドではないため、
今後どのような動きをしていくかは分からない部分もあります。
ただ、近年の日本株の成長もあり、
勢いのあるファンドであることは間違いないと感じています。
また、日本で暮らしていると
名前を聞いたことのあるような企業が多く含まれている点も、安心感につながる部分の一つだと思います。
個別株で同じようなポートフォリオを組むことも可能ですが、それを維持し続けることは簡単ではありません。
私は社会人として働きながら投資をしています。
そうした中で、手間をかけずに分散やリバランスを行ってくれるファンドは、とても心強い存在だと感じています。
自分に合った形で、
無理なく続けられる投資を選ぶことが大切だと思っています。
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