新NISAとは何かを自分なりに整理してみる

旧NISAから新NISAへと変わり、もう2年以上が経ちました

それでも、いまだに「NISAって何?」という声は多く聞きます。

「NISAでインデックスを買え」と言われても、
そもそもNISAが何か分からなければ、

始めようがありません。

実際、私自身も「つみたてNISAって何?」

というところからのスタートでした。

だからこそ今回は、NISA制度について、
自分なりに改めて整理してみたいと思います。


目次

■NISAとは何か

NISAとは、簡単に言うと
「投資で得た利益に税金がかからない制度」

です。

通常、株式投資で得た利益には、約20%の税金がかかります。
正確には20.315%(所得税15.315%、住民税5%)です。

例えば、100万円で購入した株式が110万円に

なり、売却した場合。

利益である10万円に対して、約20%の税金がかかるため、約2万円が税金として引かれ

実際の利益は約8万円になります。

では、この利益がNISA口座だった場合はどうなるのでしょうか。

同じように10万円の利益が出た場合でも、
NISA口座であれば税金はかかりません。

つまり、そのまま

10万円すべてが利益になります。

(※ただし、海外株や海外ETFの場合は、
現地で課される税金(外国税)が一部かかる場合があります。)

これがNISA制度です。


■新NISAになって何が変わったのか

旧NISAから新NISAになって、何が変わったのか。
主な違いは、次の3つです。


・非課税の期間が無期限になったこと

旧NISAでは、非課税で運用できる期間が決まっていました。

そのため、期間を過ぎると課税口座へ移すか、売却するかを考える必要がありました。

そしてタイミングによっては、思ったように利益が出ていない状態で判断をしなければならないこともありました。

それが新NISAでは、無期限になりました。

つまり、どれだけ長く持ち続けても、
その利益に税金がかかることはありません。


・積み立て最大金額が大幅に増えたこと

旧NISAでは、

年間の上限まで使った場合でも、最大で

つみたてNISAの場合:800万円(年間40万円×20年間)
一般NISAの場合:600万円(年間120万円×5年間)

のどちらかでした(同じ年に併用はできません)。

それが新NISAでは、
生涯で1,800万円まで非課税で運用できるようになりました。

年間の上限は360万円ですが、
すべてを使う必要はありません。

生涯で1,800万円まで使える枠になっており、
自分のペースで積み立てていくことができます。


・売却した非課税枠が復活すること

新NISAには、生涯で1,800万円まで使える非課税枠があります。

そして一度売却した場合、その元本分の枠は再び使えるようになります。

例えば、途中で別の商品に変えたくなった場合でも、一度売却して、別の投資先に資金を移すことができます。

ただし、売却した枠がすぐに使えるわけではありません。

年間の上限(360万円)まで使っている場合は、
枠が復活するのは翌年の1月1日になります。


ここまでが大きな変更点になっています。


■つみたて投資枠と成長投資枠

新NISAには、
「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの枠があります。

イメージとしては、旧NISAの
「つみたてNISA」と「一般NISA」を合わせたようなものです。

新NISAでは、この2つを同時に使うことができます。


・つみたて投資枠

つみたて投資枠は、

年間120万円まで利用できる枠です。

毎月積み立てていくことを前提とした仕組みで、長期・積立・分散に適した投資信託やETFに限定されています。

つまり、金融庁が「長期投資に向いている」と判断した商品が中心です。

(※もちろん、リスクがないわけではありません)


・成長投資枠

成長投資枠は

年間240万円まで利用できる枠です。

こちらは購入のタイミングに制限がなく、
自分のタイミングで投資することができます。

個別株やETFなど、幅広い商品に投資できるのが特徴です。

ただし、すべての商品が対象ではなく、
一部の極端にリスクの高い商品などは対象外となっています。


■まとめ

ここまで、新NISA制度について整理してきました。

制度だけを見ると、少し難しく感じるかもしれません。

簡単にまとめると

・税金がかからずに株式投資ができる制度

・元本1,800万円まで生涯で使用できる

・短期売買を繰り返すのには向かないが、

 長い時間をかけて資産を作るのに向いている

このような制度だと理解していただければ十分だと思います。

インターネットでは「最短で1,800万円を埋める」といった情報を見て、焦ってしまう方もいるかもしれません。

ですが実際には、平均的な積立額は月6万円前後と言われています。

平均は一部の大きな金額によって引き上げられるため、実際の感覚としては、

2万〜3万円位で続けている方が多いと思います。

投資は、複利によって増えていきます。

例えば

月2万円の積立を1年続けると元本は24万円

これが年利5%で運用されると

約24万5千円になります。

そして次の年は、
24万円に対してではなく

増えた24万5千円に対してさらに増えていきます。

これを繰り返していくことで

資産は少しずつ大きくなっていきます。

例えば、月2万円の積立を30年続けた場合、

元本は720万円です。

これが年利5%で運用できたとすると、
約1,660万円になる計算です。

本来であれば、この差額の約940万円に対して、

税金がかかるため、
およそ190万円ほどが税金として引かれることになります。

それが、新NISAでは非課税になります。

ちりも積もれば山となる

投資はまさに、その積み重ねだと感じています。

焦らず、自分のペースで続けていくことが

何より大切だと思っています。

投資である以上、株価が下がる時もあります。

そんな時に不安にならないためにも、少額から、自分のペースで続けていくことが大切です。

『定期預金よりマシな、未来への貯金』

そのくらいの感覚で、長く続けていけたらと思っています。


じゃあ、どんな商品を買えばいいの?と疑問に思った方へ。

ネットでよくおすすめされている

代表的な2つの商品について、
自分なりに整理した記事があります。


あくまで一つの考え方として

参考になれば嬉しいです。

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