お金には色がある

『お金に色はない』

よく聞く言葉です。

どんな形で手に入ったお金でも、1万円は1万円。

それは正しいのかもしれません。

でも私は、お金には色があると考えています。

同じ1万円でも、

ギャンブルで得た1万円と働いて稼いだ1万円では、その使い方が変わることがあるからです。

こうした違いは、さまざまな実験でも示されています。

例えば、ボーナスで入ったお金は使いやすいのに、毎月の給料は慎重に使う、という経験はないでしょうか。

これは、行動経済学でいう
メンタル・アカウンティング(心の会計)」と呼ばれるものです。

お金の価値は同じでも入手方法や用途によって、

頭の中で “別々のお財布” に分けてしまう心理的な仕組みです。

例えば、有名な例として「映画のチケット」の話があります。

前売り券を買っていて、

そのチケットをなくしてしまった場合、
もう一度買わずに映画を諦める人が多いと言われています。

しかし、まだチケットを買っていない状態で、
前売り券と同じ金額を落としてしまった場合は、
チケットを買って映画を見る人が多いそうです。

本来どちらも同じ額の “損失” であるはずですが、
人は無意識にお金を別々に考えてしまうのです。

また、

ハウスマネー効果」と呼ばれる現象もあります。

これは、そのお金が元本ではなく、

“勝ち分” だと認識した瞬間に、
人はリスクを恐れず、大胆に使ってしまうというものです。

労働で得たお金は慎重に使う一方で、
臨時収入は贅沢に使いたくなる。

そうした心理とも繋がっています。

これは投資においても、とても重要な心理だと思っています。

利益が出ていると、その利益を使ってさらに増やそうと、投機的な行動を取りやすくなります。

そこには、人間が本来持っている心理が大きく関わっています。

だからこそ私は

『お金には色がある』のだと考えています。

その色分けをしてしまう自分を認識した上で、

「お金の価値はすべて同じだ」と言い聞かせるようにしています。

「これだけ利益が出ているから、これくらいはいいだろう」

そう考えるのではなく、

利益が出ているからこそ、人は心理的に動きやすくなる。

だからこそ、
心理ではなく、ルールで動く。

そういう設計が大切だと思っています。

知らずに無意識で流されるよりも、

知った上で、自分の心に「待った」をかけられる方が、落ち着いて判断できると思っています。


そんな私のルールです。

参考になることがあれば嬉しいです。

迷わないための投資ルール


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“なぜ人は合理的に行動できないのか”が分かると、
自分の選択の見え方が少し変わるかもしれません。

興味のある方は、手に取ってみてください。

図解版で新刊も出る様です。

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