NISAと並んで日本の代表的な投資制度である、iDeCo(イデコ)
大きな節税になる制度と分かってはいても、
なんか難しそう、よく分からない。
そんな理由でNISAを優先的にしている人も多いのではないでしょうか。
今回はそんなiDeCoについて自分なりに整理してみたいと思います。
■iDeCo(イデコ)とは何か
iDeCoとは、個人型確定拠出年金のことで、
積立額や投資先を自分で選べる、
個人型の年金制度です。
毎月一定額を積み立て、
預金・保険・投資信託などの商品で運用し、
原則60歳以降に受け取る仕組みになっています。
受け取り方には一時金(一括)、または年金(分割)として受け取る方法があります。
掛金は月5,000円から始めることができ、
上限額は職業や制度によって異なります。
- 自営業者:最大6.8万円
- 会社員:勤務先の制度によって異なり月2.3万円・2.0万円・1.2万円のいずれかになります
また、2027年からは上限額の引き上げも予定されています。
- 自営業者:最大7.5万円
- 会社員:条件に応じて月6.2万円(企業型DCとの合計)
■メリット
iDeCoの大きなメリットは、
掛金が全額所得控除になる点です。
毎月の掛金は「小規模企業共済等掛金控除」の
対象となるため所得税・住民税が軽減されます。
そのため、掛金や年収にもよりますが、
毎年数万円単位で税金が軽くなるケースもあります。
目安としては、掛金の10%〜20%ほどの
節税効果があると言われています。
(※節税効果は年収や所得によって異なります)
つまり、
積み立てた時点で、
その分のリターンが出ているとも考えられます。
投資で年利10〜20%を安定して出すことは、
決して簡単ではありません。
ですが、iDeCoを使うことで、
それに近い効果を得ることができます。
さらに、運用益も非課税になります。
通常、投資信託などの利益には約20%の税金がかかりますが、
iDeCoではそれがかかりません。
加えて、受け取り時にも退職所得控除や公的年金等控除が適用されるため、
税負担を抑えることができます。
■デメリット
iDeCoは年金制度であるがゆえに、
大きなデメリットもあります。
それが、
60歳まで資金を引き出すことができない点です。
どんな理由があっても(死亡時などを除き)、
一度積み立てた資金は、
60歳までロックされます。
急な出費などで資金が必要になった場合でも、
途中で引き出すことができないため、
これは人によっては大きなデメリットになります。
そのため、生活資金や直近で使う予定のあるお金をiDeCoに回してしまうと、後で困る可能性があります。
また、手数料がかかる点にも注意が必要です。
口座開設時に2,829円の手数料がかかります。
さらに、毎月の運用にかかる手数料として、
- 国民年金基金連合会:105円
- 事務委託先金融機関:66円
合計で、毎月171円程度の手数料が発生します。
また、積立を停止した場合でも、
毎月66円の手数料はかかり続けます。
そのため、積み立てをやめたとしても、
年間で792円のコストが発生します。
また、iDeCoは投資商品を選んで運用する仕組みのため、投資信託などでは元本が保証されているわけではなく、
運用によっては元本割れの可能性もあります。
■注意点
iDeCoで節税効果を受けるためには、
手続きが必要になります。
会社員の場合は年末調整、
自営業者の場合は確定申告の際に、
国民年金基金連合会から10月下旬以降に届く
「小規模企業共済等掛金払込証明書」を
提出・記入する必要があります。
この手続きを行わないと、
節税効果を受けることができません。
つまり、ただ資金がロックされた状態で投資をしているだけになってしまいます。
そのため、手続きは必ず行うようにしましょう。
※証明書は毎年送られてくるため、
忘れずに確認することが大切です。
■まとめ
iDeCoは簡単にまとめると、
・毎月一定額を、自分で選んだ商品で60歳まで運用する
・60歳以降に、その資産を受け取ることができる
・掛金は全額所得控除の対象となり、節税になる
・運用益も非課税になる
そんな制度です。
60歳まで一切動かせない資金になるため、
早期にFIREを目指している人にとっては、
NISAを優先した方が良い場合もあります。
一方で、
老後資金をしっかり準備したいと考えているのであれば、iDeCoは非常に有効な制度です。
iDeCoは面倒だという声もありますが、
これまでハードルだった事業主証明書も原則不要となり、以前より始めやすくなっています。
また、2027年からは掛金の上限も引き上げられる予定です。
ネット証券であれば、申し込みもすべてオンラインで完結するため、思っているよりも手軽に始めることができます。
まずは無理のない範囲で、一歩を踏み出してみるのも良いのではないでしょうか。
実は私も、iDeCoを始めたのは最近です。
すごく、面倒な制度だと思っていたからです。
そんな私が始めた理由です。
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