高配当ETFを探していると、
必ずと言っていいほど比較に出てくるSPYD
高い利回りが魅力の商品です。
今回は、このSPYDについて、
自分なりに整理してみたいと思います。
■SPYDとは何か
SPYDとは、
SPDRポートフォリオ S&P 500 高配当株式ETFのことです。
S&P500に採用されている企業の中から、
配当利回りの高い約80銘柄に、均等に投資するETFです。
銘柄は定期的に見直され、
配当利回りの高い企業に入れ替えられる仕組みになっています。
SPYDは米国ETFのため、
通常はドルで購入する必要があります。
一方で、
「SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックスF(年4回)」のように、
SPYDに連動を目指す投資信託もあり、
円で手軽に投資できる選択肢も用意されています。
■メリット
■高い配当
SPYDは、
S&P500に採用されている企業の中から、
配当利回りの高い企業に投資するETFです。
約80社に分散されているにも関わらず、
高い配当利回りが期待できるのが特徴です。
おおよそ3〜4%程度の配当利回りを狙えるため、
「今もらえるお金」を重視したい人にとっては、
魅力的な選択肢になります。
■分散と均等
SPYDは、約80社にほぼ均等に投資されています。
そのため、特定の企業に依存しにくく、
1社が減配した場合でも、
全体への影響は限定的になりやすい構造です。
■銘柄の入れ替え
SPYDは、定期的に銘柄の見直しが行われます。
その時点で配当利回りの高い企業へと
入れ替えられていくため、
結果として、
高い利回りを維持しやすい仕組みになっています。
つまりSPYDは、
「今の利回り」を大切にするETFだと言えます。
■デメリット
■選定基準
SPYDは、
配当利回りの高さを基準に銘柄が選定されます。
そのため、
企業の財務状況や成長性よりも、
「今どれだけ配当を出しているか」が重視されます。
結果として、
利益に対して無理をして配当を出している企業や、
財務的に不安のある企業も含まれる可能性があります。
こうした企業は、
株価が伸びにくい傾向もあり、
キャピタルゲイン(値上がり益)が
あまり期待できない場面もあります。
つまり、
今もらえる配当を重視する代わりに、
将来の成長は控えめになる可能性があります。
■減配リスク
SPYDは高配当企業を中心に構成されているため、
金融・不動産・公益事業といった、
景気の影響を受けやすいセクターの比率が高くなりやすい特徴があります。
そのため、
景気後退や金利の変化、地政学的なリスクなどの影響を受けると、
配当が減る(減配)可能性もあります。
また、
中には無理をして配当を出している企業も含まれるため、
こうした環境の変化によって、
減配が起こるケースも珍しくありません。
高い配当は魅力ですが、
それは同時にリスクと隣り合わせでもあります。
■まとめ
つまり、SPYDは
将来の成長ではなく、
「今の利回り」を重視した高配当ETFです。
VYMのように、
幅広く安定して配当を積み上げていくETFとは異なり、
その時点での高い利回りを
優先して取りにいく商品だと言えます。
好景気のときには、
その恩恵を高い利回りとして受け取ることができますが、
景気が不安定な局面では、
その影響も受けやすくなります。
だからこそ、
どのETFが優れているかではなく、
自分が何を重視するのか。
それによって、選び方は変わってくると思います。
私は、
SPYDをコアとして持つというよりは、
ポートフォリオの中で
利回りを調整する「スパイス」のような存在として
考えています。
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