投資を始めると、最初のうちは
いろいろなことを試してみたくなります。
短期投資、スイング投資、長期投資。
私も、勉強を始めてからしばらくは、
スイングトレード(数週間単位の売買)
を何度か経験しました。
ダブルバガーになった銘柄もあれば、
含み損を抱えて損切りをしたこともあります。
特別焦っていたわけではなく、
「せっかく証券口座を作ったのだから、やってみたい」
そんな軽い気持ちだったと思います。
ただ、ある時。
NISA口座で積み立てていたS&P500が、
順調に含み益を伸ばしているのを見て、
ふと気づいたのです。
「これ、個別でやる意味あるのか?」と。
確かに、うまくいくこともある。
でも、それを続けていくのは難しい。
一方で、NISA口座では、上下を繰り返しながらも、資産は増え続けていました。
仕事の合間を縫って、
チャートを見て、指値を入れる。
楽しかった部分もありましたが、それ以上に、
大変さの方が大きかったと思います。
そして何より、
チャートが気になって仕方がありませんでした。
その時、はっきりと気づきました。
自分には向いていない、と。
長期投資は、定期的に決まったタイミングで買うだけです。
しかも、毎月の積立は自動で行われる。
それで、十分だと感じました。
自分はトレーダーではありません。
社会人です。
「良い投資とは退屈なもの」
そんな言葉があるように、
長期投資は、社会人でも続けられる、とても現実的な資産形成の方法だと思っています。
だから、私は長期投資を選んでいます。
まず大前提として、短期トレードには、チャートを読み、タイミングを測る力が必要になります。
しかし、短期的な相場は感情で動く場面も多く、
プロの投資家であっても、それを正確に読み続けるのは難しいと言われています。
そんなプロが大勢いる場所に、
素人が入っていっても勝ち続けるのは簡単ではありません。
テニスの試合でも、アマチュア同士の試合では、
勝者がすごいショットを決めるというより、
敗者がミスを重ねることで勝敗が決まることが多いと言われています。
だからこそ、「ミスをしないこと」が重要になる。
長期投資の名著『敗者のゲーム』でも、
明確に語られています。
また、株式は下がり始めた時、
どこまで下がるのか分からないものです。
極端な話、
「このまま上がらないかもしれない」
そんな不安の中で、一つの銘柄を持ち続けるのは
簡単なことではありません。
だからこそ私は、
広く分散された指数に投資する
インデックス投資と
株価の値動きだけに気を取られないための
高配当投資
この2つを選びました。
そうすることで、
「上がるまでのんびり待つ」
という選択ができるようになります。
一発を狙うよりも、
長く、広く、コツコツと。
これが、社会人でも続けられる、
文字通り“退屈な投資”なのだと思っています。
長期投資とは、
特別なことをする投資ではありません。
むしろ、
「特別なことをしない投資」だと思っています。
・短期的な値動きで売買しない
・感情で判断しない
・ルールを崩さない
シンプルですが、
これを続けることが一番難しい。
だからこそ、
考える回数を減らし、仕組みで続けることが大切なのだと思っています。
長期投資については、これまでの記事でも
少しずつ触れてきました。参考になればと思います。
-短期トレードの難しさについて
-暴落したときに待てる投資メンタル
-投資に一発は必要ない
どちらも、長期投資を考える上でとても参考になった本です。
ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第13版> 株式投資の不滅の真理 [ バートン・マルキール ] 価格:2970円 |
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