「明日はイベント日だから、一緒にスロットへ行こう」
私が投資を始めた頃は、
そんなふうに友人と一緒に、
よくパチンコ屋へ通っていました。
一日で数万円勝ったり、
時には十数万円勝つこともありました。
でも、
トータルで見れば、
結果は負けです。
おそらく、
パチンコをしている多くの人が、
同じようにトータルでは負けているのではないでしょうか。
それも、よく考えれば当然のことです。
理由は、とてもシンプルです。
パチンコ屋が、
成り立っているからです。
お店を維持するためには、
人件費や建物、
遊技台の費用など、
さまざまなコストがかかります。
それらはすべて、
お客さんのお金から支払われています。
つまり、私たちは、
そのコストを差し引いた後の
残りを奪い合っているだけなのです。
例えるなら、
最初よりも小さくなったケーキを、
みんなで取り合っている状態です。
これが、
パチンコやスロット、
そして公営ギャンブルの本質です。
その一方で、
投資は少し違います。
企業は価値を生み出し、
利益を積み重ねていきます。
そして、
経済の成長に合わせて、
企業の売上も少しずつ伸びていきます。
その成長の一部は、
株価の上昇や、
配当という形で、
株主に還元されていきます。
つまり、
全体として価値が増えていくため、
長期投資では、
参加している人の多くが、
利益を得ることもあるのです。
その現実に気づいてから、
私は、
スロットに行くくらいなら、
その分を積み立てに回したほうがいい。
そう、自然に思うようになりました。
マイナスサム・ゼロサム・プラスサム?
マイナスサムとは、
全体として、
価値が減っていく構造のことです。
分かりやすい例で言えば、
競馬や競輪などの公営ギャンブル、
そしてスロットなどです。
例えば、
お客同士で10の資金を出し合っても、
そこから運営コストが差し引かれるため、
実際に戻ってくるのは6や7ほど。
つまり、
減った資金を、
お客同士で取り合っている状態です。
これが、マイナスサムです。
一方で、
ゼロサムとは、
全体の価値が変わらない構造のことです。
例えば麻雀のように、
10の資金を、
そのままプレイヤー同士で
取り合っている状態です。
勝つ人もいれば、
同じ分だけ負ける人がいる。
これが、ゼロサムです。
そして、
プラスサムとは、
全体の価値が増えていく構造のことです。
株式投資のように、
企業が価値を生み出し、
経済が成長していくことで、
最初は10だった資産が、
11や12と増えていきます。
つまり、
取り合いではなく、
全体が大きくなっていく世界です。
そのため、
参加している人の多くが、
利益を得ることも起こりうる。
それが、
プラスサムの特徴です。
もちろん、
マイナスサムやゼロサムの世界でも、
短期的に勝つことはあります。
実際に、
パチンコやスロットで
生計を立てている人もいます。
ただ、
構造として見たときに、
長く続けるほど、
勝ち続けるのは難しい。
私は、そう感じています。
だからこそ、私は
取り合う世界ではなく、
育っていく世界にお金を置くことにしました。
そしてもう一つ
パチンコやスロットは、
結局のところ、
自分の時間を使って
お金を得る構造です。
一方で株式投資は、
自分ではなく、
お金に働いてもらう構造です。
お金に働いてもらいながら、
自分は自分の仕事をする。
感覚的には、
もう一つの仕事を
同時に持っているようなものです。
そんな構造が、
私はとても魅力的だと感じています。
本当に、株式は成長し続けるのか。
プラスサムだと言い切れるのか。
そう感じる方も、
いるかもしれません。
私が、それでも成長していくと
考えているのには、理由があります。
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