第9回 楽天証券ファンドアワードにて、
新ファンド部門の最優秀賞を受賞した
「楽天・高配当株式・日本ファンド」
日本株の上昇も重なり、
高配当ファンドでありながら、
大きく上昇したことでも話題になりました。
まだ比較的新しいファンドではありますが、
今回は、
このファンドについて
自分なりに整理してみようと思います。
■ 楽天・高配当株式・日本ファンドとは
楽天証券で購入できる、
日本株の高配当ファンドです。
このファンドは、
「ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス」
という指数に連動する投資成果を目指して運用されています。
この指数は、
S&P Dow Jones Indices が算出しています。
このファンドは、ただ単に
「配当利回りが高い」
という理由だけで、
銘柄を選んでいるわけではありません。
・長く配当を出し続けているか
・しっかり利益を出し、会社にお金が残っているか
そういった条件を満たした企業が、
選ばれています。
つまり、「今だけ配当が高い企業」
ではなく、
「これからも配当を出し続けられる企業」
を重視しているファンドなのです。
そのため、
日本高配当ファンドの中でも、
比較的、
配当の安定性を重視した商品だと感じています。
■ メリット
■財務健全性の高い企業を選定
財務がしっかりしている企業の中から、
選ばれている点です。
このファンドでは、
日本に住んでいれば、
誰でも聞いたことのあるような
大企業が中心に選ばれています。
単純に「利回りが高い企業」
を集めているわけではありません。
・長く配当を出し続けている企業
・しっかり利益を出している企業
・会社にお金が残っている企業
そういった企業が、
中心に選ばれています。
そのため、
配当の安定性という面では、
安心感のあるファンドだと感じています。
■増配傾向の企業が多い
2023年3月31日。
東京証券取引所は企業に対して、
「もっと会社のお金を上手く使い、
株主を意識した経営をしてください」
という要請を出しました。
これは「PBR改善要請」
と呼ばれるものです。
それまでの日本企業は、
利益が出ていても、
現金を社内に溜め込む企業が多くありました。
しかし東証が、
「株価が低いまま放置するのは良くない」
と明言したことで、
多くの企業が、
・増配
・自社株買い
・株主還元強化
を意識するようになりました。
この流れは、
現在でも続いています。
そのため、
日本株全体で見ると、
増配傾向の企業がかなり増えているのです。
そして、
配当が増える企業には、
投資家のお金も集まりやすくなります。
つまり現在の日本株は、
「増配による配当の成長」
だけではなく、
「株価そのものの上昇」
この両方を受けられている状態でもあります。
そのため現段階では、
配当を受け取りながら、
株価の成長も期待できる。
株主にとっては、
かなり追い風の環境だと感じています。
※2023年3月31日に東京証券取引所は、
企業に対して「資本コストや株価を意識した経営」を要請しています。
東京証券取引所|資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について
■ 分配金が為替の影響を受けにくい
私たちは、
普段の生活を日本円で行っています。
食費も、家賃も、光熱費も、
基本的には日本円です。
そのため、
米国株の高配当ETFを持っている場合、
ドルベースでは配当が増えていたとしても、
円高になることで、円換算では
受け取れる金額が減ってしまうことがあります。
その点、
日本株の高配当ファンドであれば、
最初から日本円で
配当を受け取ることができます。
つまり、
為替をそこまで気にせず持てる。
これは、
日本で生活していく上では、
大きな安心感につながると感じています。
■ NISAでの税制メリット
米国株の場合、
NISA口座であっても、
現地(外国)の税金は差し引かれてしまいます。
そのため、
SCHDやVYMなどの米国高配当ETFでは、
分配金を受け取る時に、外国税が引かれます。
一方で、
日本株の高配当ファンドであれば、
NISA口座の中では、
完全に非課税で配当を受け取ることができます。
つまり、
配当を重視する場合には、日本株の方が、
シンプルに受け取りやすい。
そういった特徴もあります。
以上が、このファンドの主なメリットです。
■ デメリット
■ 株価が円高の影響を受ける可能性がある
2025年の日本株は、これまでの「低成長な日本」
というイメージを払拭するような、
大きな上昇を見せました。
しかしその背景には、「円安」
の影響も大きく関わっています。
日本の大企業は、
海外で大きく稼いでいる企業も多くあります。
そのため、
円安になることで、海外で稼いだ利益が、
日本円に換算した時に、
大きく見えやすくなるのです。
一方で、今後、円高方向へ進んだ場合には、
企業の売上や利益に、
影響が出る可能性もあります。
また、海外投資家から見た時に、
「日本株が少し割高に見える」
そういった場面が出てくる可能性もあります。
■ 分散されているとはいえ、日本株であるという点
約100社に分散されているとはいえ、
日本株である以上、
日本市場全体の影響を受けます。
そのため、
地政学リスクや、
世界的な景気悪化などによって、
日本株全体が下落する場面では、
このファンドも、当然影響を受けます
また、このファンドは、
銀行や商社など、
景気に左右されやすい業種の比率が、
高くなりやすい傾向があります。
そのため、
相場の状況によっては、
複数の銘柄が、
同時に下落してしまう可能性もあります。
つまり、
「100社に分散されているから絶対安心」
というわけではなく、
日本経済全体の流れには、
大きく影響を受けるファンドでもあります。
■ まとめ
今回は、「楽天・高配当株式・日本ファンド」
について、自分なりに整理してみました。
まだ運用期間の長いファンドではないため、
今後、どのような動きをしていくのか。
分からない部分もあります。
ただ、近年の日本株の成長もあり、
勢いのあるファンドであることは、
間違いないと感じています。
また、日本で暮らしていると、
一度は名前を聞いたことのあるような企業が、
多く含まれている点も、
安心感につながる部分の1つだと思います。
もちろん、日本株なので個別株でも同じようなポートフォリオを組むことも比較的簡単です。
しかし、それを維持し続けることは、
簡単ではありません。
私は、社会人として働きながら投資をしています。
だからこそ、手間をかけずに、
分散やリバランスを行ってくれるこの商品は
とても心強い存在だと感じています。
そして何より、「日本円で受け取れること」
これも、大きな安心感につながっています。
米国株ETFでは、
どうしても為替によって、
円ベースで受け取れる配当が、
大きく変わってしまう場面があります。
その点、日本円で、
安定した分配を受け取れる。
それは、
日本で生活していく上では、
とても大きな安心感だと感じています。
私は楽天高配当シリーズを高配当投資の
軸として持っています。
その理由はこのシリーズがとても相性が良いと
感じているからです。
※楽天・高配当株式・日本ファンドは、 「ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス」に連動することを目指して運用されています。
ダウ・ジョーンズ日本配当100インデックス 公式ページ
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