HDVとは何か|自分なりの整理

米国株の高配当ETFの中でも、
必ずと言っていいほど名前の挙がるHDV。

強い安心感が魅力の商品です。

今回は、このHDVについて、
自分なりに整理してみたいと思います。


目次

■HDVとは何か

HDVとは、

世界最大級の資産運用会社である

ブラックロックが運用する

「iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF」です。

モーニングスター配当フォーカス指数に連動し、

財務が健全で、配当利回りの高い
米国の優良企業約75銘柄で構成されています。

つまり、利回りの高さだけでなく、
企業として生き残れるかを重視しているETFです。

HDVは米国ETFのため、
通常はドルで購入する必要があります。

一方で、iシェアーズ 米国高配当株 ETF

(銘柄コード:2013) のように

本家HDVと同じ指数への連動を目指すETFも販売しているため

円で手軽に投資できる選択肢も用意されています。


■ メリット

■財務健全性の高い企業のみ選定される

世界的な投資調査機関である

米国モーニングスター社が、

その企業がこれから先も安定して利益を出し続けられるか」をチェックしています。

倒産リスクが低く、他社に負けない強みを持つ、

財務のしっかりした企業だけを厳選しています。

そんな優良企業約75社へ分散投資しています。


■安定した利回り

HDVは、SPYDのように高すぎる利回りを狙うETFではありません。

その代わりに、

財務健全性の高い企業に投資した上で、
安定した配当利回りを確保できます。

一般的に利回りはおおよそ2.4〜3.5%前後で推移しており、極端な高さではないものの、

比較的優れた水準になっています。

定期的に銘柄のリバランスが行われており、

配当を安定して出し続けられる企業へと入れ替えが行われることで、
利回りの安定性が保たれやすい仕組みになっています。


■景気悪化局面でも安定しやすい

生活必需品やエネルギーなど、
景気の影響を受けにくいセクターの比率が高くなっています。

財務健全性の高い企業に厳選して投資しているため、相場が不安定な局面でも、

比較的安定した値動きになりやすい傾向があります。

そのため、市場が大きく下げた場面でも、
精神的な負担を抑えやすいETFだと感じています。


■デメリット

■成長株程の爆発力は期待しにくい

HDVは、

今現在しっかりと利益を出している企業を重視しているため、

ハイテク企業の比率は低くなっています。

そのため、不景気の際には安定しやすい反面、

好景気でS&P500やナスダックのような指数が伸びている局面では、
その恩恵を受けにくいというデメリットがあります。

配当は安定している一方で、
株価の成長は緩やかになりやすい点は、理解しておくべきでしょう。


■特定のセクターに偏っている

HDVは、

財務健全性を重視して銘柄を選定しているため、

エネルギーやヘルスケアといったセクターの比率が高くなりやすい傾向があります。

そのため、

これらの業界が不安定な状況になった場合には、
価格が大きく下がる可能性もあります。

もちろん、配当を出し続ける力のある企業群では

ありますが、こうした偏りがある点は弱点として理解しておく必要があります。

定期的なリバランスは行われていますが、
それでも補いきれない場面はあるかもしれません。


■まとめ

HDVは、

今しっかりと利益を生み、
配当を出し続ける余裕のある企業をまとめた高配当ETFです。

一言で言えば、

自分の資産を守る「鉄壁の壁」

だと、私は考えています。

これからの成長を待てる世代にとっては、少し物足りなさを感じる場面もあるかもしれません。

しかし、資産形成の後半や出口戦略の中では、
資産を守りながら、

安定して配当を生み出してくれる

とても心強い存在になると感じています。

人生の後半において、
値動きの大きいハイテク株を持ち続けることに不安を感じる場面もあるでしょう。

そんなとき、

安定して配当を運んできてくれる

“老後のパートナー”として、

HDVを選ぶという考え方も

あるのではないでしょうか。


その他の米国高配当ETFについても

自分なりに整理をしています。

SCHDとは何かを自分なりに整理してみる

VYMとは何かを自分なりに整理してみる

SPYDとは何かを自分なりに整理してみる

何が正解なのかではなく、

自分がどうしたいのか。

それによって、選ぶETFも、組み合わせも変わってきます。

そうした考え方については、こちらの記事でもまとめています。

あなたの好きな味付け|ポートフォリオとリスク許容度の考え方

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