投資の世界では、
「株価が下がった時こそ買い増せ」
という言葉を、よく耳にします。
いわゆる「ナンピン」と呼ばれる考え方です。
確かに、同じ商品を安く買えるのであれば、
理論上は平均取得単価を下げることができます。
しかし私は、
この言葉は半分正解で、
半分は少し危険な言葉だと思っています。
なぜなら、
同じ「下がったら買う」という行為でも、
投資しているものによって、
意味がまったく変わってしまうからです。
個別株が下がる時には、
それなりの理由があることが多いです。
業績悪化
不祥事
時代の変化
そして、企業自体が無くなってしまう場合もあります。
つまり個別株には、
「ゼロになる可能性」
が存在します。
だからこそ、
安くなったからといって、
簡単に買い増してしまうと、
気づけば、
損失だけが大きくなってしまうこともあります。
投資の世界には、
「下手なナンピン、素寒貧(すかんぴん)」
という言葉があります。
「難平」と書くナンピンですが、
災難を平らにしようとして、
逆に深みにハマってしまう。
そんな意味を持つ、
昔からの教訓です。
もちろん、
個別株で成功する方もいます。
しかしそれは、
企業分析を深く行い、
リスクを理解した上で戦っている人たちです。
私たち個人投資家が、
感情だけでナンピンを繰り返すのは、
少し危険な行為なのかもしれません。
一方で、
オルカンやS&P500のような
インデックス投資は、
少し性質が違います。
株価指数は、
たくさんの企業の集合体です。
もちろん、
暴落することもあります。
リーマンショック
コロナショック
そういった暴落では、
大きく下落することもあります。
それでも、
組み入れ銘柄を整えたりしながら
長い時間で見れば、
株価指数は成長を続けてきました。
インデックス投資での買い増しは、
「世界経済そのものを信じる」
という感覚に近いのだと思っています。
個別株とインデックスの大きな違い
それは、「消えてなくなる恐怖」
だと思っています。
個別株は、最悪の場合
価値がゼロになる可能性があります。
しかし、
S&P500のような指数そのものが、
完全にゼロになるということは、
株式そのものが無くなる時
つまり、資本主義が終わる時です。
もちろん、
暴落はあります。
それでも、
広く分散されているからこそ、
組み入れ銘柄が移り変わっていくからこそ、
「またいつか戻るかもしれない」
そう思いやすい安心感があります。
私はこの安心感が長く投資を続けていくのに
とても大切だと思っています。
私は仕事の傍らで株式投資をしています。
だからこそ私は、
無くなってしまうかもしれない
個別株よりも、
勝手に入れ替えをしてくれる
インデックス投資や高配当ETFを、
仕事で所得を得ながら、
少しずつ買い増していく。
そっちの方が、
自分らしいと思っています。
どうして世界経済は成長をし続けているのか
私の考えを綴っています。
・インデックス投資は、なぜ上がり続けるのか|80億人が動かす経済の正体
※ナンピンについて詳しく知りたい方は、 松井証券の解説記事も分かりやすいです。
松井証券|ナンピン買いとは?
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