『損したくない』より『置いていかれたくない』|自分でFOMOを実感した年の話

飛んでいく風船に手を伸ばす少女

FOMO(Fear of Missing Out)

日本語にすると、

「取り残される恐怖」

という意味です。

投資の世界では、

上がり続ける相場を前に、

「乗り遅れて損してしまうのではないか」

という感情が、
高値掴みを引き起こす。

そういった心理状態のことを指します。


そして私は、

昨年から今年、
そして今この瞬間も、

自分の中にFOMOを、
強く感じています。

今日は、そんなお話です。


昨年の日本株は、

まるで「下がる」という言葉を忘れたかのように、
上がり続けていました。

毎日のように高値更新。

今買わないと、
もう間に合わないんじゃないか。

そんな感情になった人も、
少なくなかったのではないでしょうか。


私は去年、一昨年と、

成長投資枠の多くを、
楽天SCHDへ使っていました。

SCHDが割安に感じていたあの頃、

日本株は、

どこかで下がるだろう。

そう思いながらも、

上がり続ける日本株を見ながら、

「このまま入れずに、
終わってしまうのではないか」

そんな感情が、
どこかにありました。


それでも私は、

上がり続ける日本株を横目に、

割安感を感じていたSCHDを、
先に買っていくことにしました。

結果、

2025年の成長投資枠は、
SCHDで使い切りました。

2025年はSCHD。

2026年は日本高配当。

最初から、
そう決めていたはずなのに、

自分でも少し、
ソワソワしていました。


そして今年の1月。

成長投資枠が、
再び使えるようになった時、

私は、もう一度すごく悩みました。

昨年、
上がり続けた日本株。

もし今年も、
その流れが続くなら。

今度こそ、
乗り遅れてしまうのではないか。

そんな感情が、
どこかにありました。


しかし同時に、

少し割高感も出てきた日本株を、

本当に今、買っても良いのだろうか。

そんな思いもありました。


悩んで、悩んだ結果。

240万円の成長投資枠のうち、

100万円だけ、

先にポジションを取ることにしました。

つまり私は、

「置いていかれたくない」

という感情と、

「焦って飛び乗りたくない」

という感情の、

ちょうど間に居たのだと思います。


その時は、不安よりも、

少し高くても、
ポジションを取れたことへの安心感の方が、

大きかった気がします。


それから、
3月の中東情勢。

市場は、大きく揺れました。

「もう少し待っても、
良かったのではないか」

そう思う瞬間もありました。

しかし私は、

あの時、
ポジションを取っておいたことには、
満足していました。

そして、株価が下がり始めた時、

私は、「下がったから買う」

という、自分のルール通りに動きました。


それと同時に私は、

もうひとつ、
新しいルールを作りました。

毎月の積み立ての中に、

成長投資枠の高配当ETFも、
少しずつ組み込んでいく。

というものです。


つみたてNISAの頃は、

毎月自動的に、
積み上がっていく仕組みだったので、

「乗り遅れるかもしれない」

そんな感情は、
ほとんどありませんでした。

新NISAになっても、

最初の頃は、

つみたてNISAと同じように、

ちょっとずつ積みあげていたので

焦ったことはありませんでした。


でも、高配当投資を始めて、

去年の日本株を見ながら、

私が感じていたのは、
間違いなく、

「乗り遅れるかもしれない」

という感情でした。

そんな、
もどかしさを感じていました。


そして私は、
思い出したのです。

「もっと下がったら入ろう」

そうやって、
タイミングを探し続けるからこそ、

「置いていかれたくない」

という感情が、
強くなっていく。


ならば、

つみたてNISAの頃と同じように、機械的に。

ルールとして、

強制的にポジションを取っていけばいい。

感情を、できるだけ排除して

ドルコスト平均法を使う。

そう考えるようになりました。


高配当投資は、

「下がった時に買う」

それがセオリーだと、
分かっていました。

でも私は、

「乗り遅れるかもしれない」

という感情を、
抑えきれない自分も知っていました。


だからこそ私は、

毎月少しずつ積み立てる、
ドルコスト平均法を、

少し混ぜることにしたのです。

完全に正解の形では、
ないかもしれない。

でも、

感情と折り合いをつけながら、

続けられる形を選びました。


人は、

「損したくない」

と思っているようで、

本当は

「置いていかれたくない」

そう感じている瞬間が、
多いのかもしれません。


周りだけが、
前へ進んでいく。

自分だけが、
取り残されていく。

その感情は、思っている以上に、強いものです。


だからこそ私は、

ルールが大切なのだと思っています。

感情は、
消せません。

私も、何度も揺れました。

実際に、

少し高いかなと感じながらも、

先にポジションを取ることを、
選びました。

それでも、

ルールがあることで、

少しだけ冷静に、
戻ってくることができる。

私は、
そう思っています。


だからこそ私は、

毎月の積立枠とは別に、

SCHD・VYM・日本高配当の、
楽天高配当シリーズへ、

毎年1万円ずつでも、
積み立てていくようにしました。


当然、高配当投資である以上、

「下がった時に買う」

それが基本ではあります。

でも、

少しずつでも、
毎月積み上がっていく。

その安心感もあるのだと。

私は、去年の市場を通して感じました。


今回は、

上がっていく相場の中で、
自分が感じたことを書いてみました。

一方で私は、

下がっていく相場については、

今の積立期において、
少しだけ落ち着けるようになってきています。

暴落しても、落ち着けるようになった日の話

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