今の日経225に安心できていない理由|NT倍率で見る日本株

異なる大きさの2本のビルを見つめる少女

日経平均が、
6万円を突破しました。

「今が買い時なのかな」

「乗り遅れたら、どうしよう」

そんな気持ちになっている人も、

いるのではないでしょうか。

テレビのニュースでも、
くす玉が割られるシーンをよく見かけます。

長い間、
4万円前後で上下していた日経225。

それが、
たった1年ほどで、
今や6万2,000円を超える水準まで来ています。

2026年5月現在


もちろん、
円安の影響もあるとは思います。

それでも、

ここまでのスピードで
6万円を超えてくるとは、

正直、
あまり想像していませんでした。


あれだけ4万円前後で
足踏みをしていた日経が、

ここまで上がってきたことに、

「すごいな」

と思っていた自分。

その反面、

ここ1か月くらいは、

「少し不安だな」

と思っている自分もいました。


なぜかというと、

私はどちらかというと、
TOPIXの指数を見ることの方が多かったからです。

日経平均は、

ほんの一握りの値がさ株の上昇が、
指数へ大きく影響します。

もちろん、
TOPIXでも似たようなことは起こります。

しかし、

225社で構成されている日経225に比べて、

約1600銘柄で構成されているTOPIXの方が、

日本市場全体を表している指数に近いと、
私は感じています。

計算方法が違うことも、
理由の一つです。


だからこそ私は、

ここ1か月ほどの相場に、

「日経だけが強いだけで、

 日本の市場はまだ力が無い」

そんな感覚を持っていました。


こうした、

「日経だけが強いのではないか」

という感覚を見る時に、

NT倍率

という数字が参考になることがあります。

NT倍率とは、

「日経平均 ÷ TOPIX」

で表される数字です。

日本の株式市場では、長い間おおよそ

13.5〜15前後で推移していました。

しかし、
この1か月ほどは、

16倍台まで上昇していました。

※NT倍率については、こちらのページでチャートの確認ができます

NT倍率(SBI証券)


それだけ、

「日経平均だけが強かった」

とも言えるのだと思います。


GWを明け、

多くの企業が決算発表をしています。

そこで、
実際の数字が出始めています。

円安の影響もあり、

多くの企業が好決算を発表しています。

その影響もあり、
大型企業の株価は上がってきています。

そして、

NT倍率は、
少しずつ下がり始めています。

少し安心したような、

そんな雰囲気を、
市場はのぞかせています。


もちろん、

今は決算期という、
お祭りのような時期でもあります。

日本株は、
日々大きく上下を繰り返しています。

今の日経上昇トレンドが、

本当の力強さなのか。

それとも、

まだ一部企業だけの、
偽りの力強さなのか。

それは、
これから少しずつ見えてくるのだと思います。


だからこそ私は

今、急いで買う必要はなく

肩の力を抜きながら、

市場全体を、ゆっくり眺めていければいいのかなと思っています。


それでもどんな状況も乗り越えて来たのが

株式市場です。過去を参考に考えていけたらいいなと思っています。

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